Archtop Guitar3
バック材の加工
表アーチの削り出しが終わると、その裏側の加工になります。
裏側は表のアーチの厚みに合わせて削るため、感覚だけでは削れません。
まずは、表のアーチの“厚み”を計り、等高線を罫書いていきます。
この等高線を元に、全体5ｍｍ前後の厚みになるよう削り出していきます。
杢の派手な木材なので、なかなか堪えそうですね、、、。
ギター制作/修理
豊崎貴志
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KOA BASS－木工－
現在制作中のエレクトリックベース。
Sadowskyのイメージでハイエンド系のものを、と考えております。
シンプルで弾きやすく。
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豊崎貴志
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Original
Archtop Guitar2
削り出せた表板の裏側に「ブレイシング」またの名を「力木」を付けていきます。
これは、薄く削り出した表板が、弦の張力によって変形したり壊れたりする事を防ぐ役割があります。
青のチョークで塗っている部分に接着します。アーチトップは裏側にもカーブがついているので、形状をピッタリ合わせるのが難しい作業です。接着するブレイシングを接着面に合わせ、チョークがついた部分だけを削り、全面を合わせます。
接着後は、表板の“鳴り”を聴きつつ、ブレイシングの高さや、丸みを加工して完成です。
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豊崎貴志
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Archtop Guitar
現在製作中のアーチトップ・ギター
クライアントのご要望で、“レスポールのサイズ“”でという事でデザインさせていただきました。
サイズは小さいものの、その構造や使用する木材には妥協せず、GibsonやD'Angelicoなどの名立たる名器を目指します。
内側の板は、型としての使用なので、ボディが出来上がる時にははずすものです。
右側面のリム(側板)を曲げ終えたところです。
全体を曲げ終わるとこのようになります。
こちらは表板のアーチを削り出している場面です。
写真ではわかりづらいですが、トップには緩いカーブが出来ています。塗装を施し光沢が出るとまたその様子が良くわかります。
サウンドホールまで一気にやってしまいましたが。
次回、このトップの裏側をお見せできればと思います。
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豊崎貴志
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